このサイトの動作環境の変遷とか

さてこのサイト、ろくに更新してなかったくせに動作環境は割とコロコロ変わっています。
むしろそっちをいじることばっかりやりすぎて肝心の中身を更新できてなかった感はありますが……
今はUbuntu16.04LTS+Nginx+PHP7.0-FPMのサーバーをお名前VPSに構築して、そこにWordPressとテーマのSimplicity2をインストールして動かしています、ついでにSSL化なんかもしています。
ひとまずこれで現状安定動作もしていますし、パフォーマンスもおそらくそこそこな感じになっていますので多少カスタマイズはしていってもここから大きく変更することはなさそうです。
で、せっかくですので今の環境にたどり着くまでの変遷とか経緯とかご紹介しとこうかなと思います。

Sounds of Liberation時代

今はサークル活動もしていないし、当時のドメインも持っていないしデータも殆ど残っていないので見せられる現物とか何もないのですが、このmonopro.org以前のSounds of Liberationを運営していた時期は、WEB全体の事情もだいぶ異なりますし、そもそもWordPressがまだ普及はしていなかったのでこのmonoproとは全く違う環境でやっていました。
ドメインとサーバーはVALUE DOMAINとXREAを使っていましたのでそこのレンタルサーバーを借りていましたが、当時はまだこういうブログを作るCMSと言ったらMovableTypeが主流だったのでそれを使っていました。
テンプレートもゼロから作ってあの時のサイトができたいたのですが、MovableTypeは当時Perlで動いていて、記事を追加するたびにサーバーにサイト全体の静的HTMLを再生成させていくという今思えばなかなか男気仕様のものだったわけです。
なので最初はまだそれでなんとかなるんですが、記事が何百と増えていくとそのHTML生成にやたらな時間が掛かってしまうという……
そして重くなるにつれブログの更新も滞ったりして、更に私が病気療養でサークル活動をできなくなったので、更新停止してそのままDBとサーバーのテンプレートは電子の海に消えていったわけでした。
ドメインだけは長期運用していてかつ被リンクの多いドメインでしたので、失効した後オールドドメインとしてどこかの業者が取得して今もそれだけは私の手を離れて生き残っています、厄介なことに。

Mono Projectを始めた時

その後私は病気の治療に専念していたんですが、おかげ様で完治はしてないですがもう殆ど大したことないくらいには回復しまして、せっかくだからとこのサイトを立ち上げてみました。
旧s-liberation.netドメインは前述の理由で取れないので、心機一転新しくmonopro.orgドメインで名前もMono Projectに変えてやってくことにしました。
心機一転とはいっても実のところこのmonopro.orgドメインは取得自体は結構前にしてて、でも全く使ってなかったドメインをせっかくなので使ったという形なんですけどね。
この時ちょうどお名前.comがキャンペーンをやっていたので共用サーバーを借りて、そこにWordPressをインストールして始めることにしました。
テンプレートはMovableTypeの時自作していたので、CMSのテンプレートを作る感覚があれば結局どちらも独自の構造と関数だけ調べながらやれば割といけるってことで今回も自作しました。
サークルのネタとかがもう書くことも置くものもなかったのでコンテンツはどうしようかという部分もありましたが、フラクタル画像や3DCGなんかを療養中に作っていたのでそいつらの置き場とそっち系の記事とか書いていこうってことに。
しかしながら動作しているのがレンタルの共用サーバーでしたので、まぁ便利で簡単ではあるのですが自由度は低いですし何より動作がもっさりして遅かったので中身はそのままサーバーだけどうにかすることにしました。

ひとまずお名前VPS

元々はSounds of Liberationともmonopro.orgとも違う別のサイトを運営しようとだいぶ前に画策していて、それをVPSでやっていたのでサーバー構築に関する基本的な知識程度は持っていました。
というわけで共用サーバーをやめて、VPSを1つ借りてそこを好き放題しつつこのサイトを移すことにしました。
以前の記事でもVPSについては色々書いていますが、それまでお名前の共用サーバーだったのでじゃあお名前のVPSでいいだろう的な安直な理由でお名前VPSを使っていくことにしました。
デフォルトだとCentOS6.5が入っていたのでとりあえずならばそれを使うものなのだと思いますが、私は残念ながらひねくれ者ですのでUbuntuのしかもLTS版じゃない15.10をインストールしてこれで構築することにしました。
とは言えOS意外の部分で言えばオーソドックスなApache2.4+PHP5.6+MySQL5.6なごく普通のLAMPを使うことに。というより変則的な構成はまだちょっと怖かったですからね。
WordPressの移転は初だったのでむしろそっちで色々ありましたが、なんだかんだで移行は成功、応答速度その他のパフォーマンスも共用サーバーよりは圧倒的に良くなりました。

そしてSSL+Nginx+PHP7へ

そしてこの4月にUbuntu16.04LTSがリリースされましたので、まずサーバーのOSを16.04LTSに変更しました。
元々PHP7は別のサーバーにPPAから導入していたのですが、Ubuntu16.04LTSからデフォルトのPHPが7.0になったので、OS移行時にそこはかなり簡単に行きました。
Let’s Encryptも正式サービスが開始しましたので、それを使ってSSL証明書を取得、この時はまだWEBサーバーはApacheだったのでSSLへの移行も自動でやってくれる便利さ加減。
その後仕事で運営しているサイトが同時アクセス数の増加に対応する必要が出てきましたので、そちらでNginxの導入なんかもやっていました。
それをせっかく覚えたのだからということでこのサーバーもApacheからNginxに乗り換え、現状安定動作までこぎつけたってわけです。

今後も特にNginxのチューニング周りなんかではまだ詰めていかないといけない部分はあると思いますが、バックエンド側としてはそれなりの環境ができましたのでじゃあ肝心のコンテンツを……ということで改装して更新再開でございます。

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